「冷やしシャンプー」
真夏のこの季節、猛暑が連日続いています。熱中症対策をはじめ、暑さ対策が不可欠な状況ですが、1933(昭和8)年7月25日に日本最高記録40.8℃を記録するなど、山形市の夏はもともと暑く、それを乗り切る工夫として独自の「冷やし文化」が生まれました。
代表的なものが、既に全国的知名度を誇る「冷やしラーメン」ですが、それ以前に郷土料理の「だし」などもそうでしょうし、山辺町には「すだまり氷」があり、河北町には「冷たい肉そば」があります。
今回ご紹介する冷やしシャンプーは、1995年ごろ、山形市宮町の理容室「メンズ・ヘアリズム」にて、夏の限定サービスとして冷蔵庫で冷やしたシャンプーを使用したのが始まりです。その後、他のお店にも広がり、2004年には「冷やしシャンプー推進協議会」が設立、今では各地で冷やしシャンプーが体験できるようになっています。
また、使用シャンプーも改良が重ねられ、爽快感あふれ、かつ刺激は強すぎない、絶妙なバランスとなっています。私も経験がありますが、真夏の暑い日に冷やしシャンプーをすると本当にすっきりした気分になります。今では県外の観光客の方も体験に来られるなど、さらに幅が広がっています。まだの方はぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
山形市長 佐藤孝弘
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